SSH先でJupyter notebook を使用する方法
Raspberry Pi や AWS EC2など、ローカルからリモートサーバに接続してPythonのプログラムを書く際にJupyter notebookを使いたくなることがあると思います。今回はSSH先でJupyter notebookを立ち上げて、ローカルで使用する方法についてご紹介します。
目次
SSH接続したリモート先の設定
リモートサーバ側の設定方法について確認していきます。
RaspberryPi でJupyter notebookを使用したい方は こちらの記事、AWS EC2で使用したい方は こちらの記事を参考にしていただいてもよいかもしれません。
まずは外部接続環境用のJupyter notebook 設定ファイルを作成します。
mkdir ~/.jupyter
設定ファイル (config file) をviエディタで編集していきます。
vi ~/.jupyter/jupyter_notebook_config.py
ファイルが空の場合は下記の2行を書き込みましょう。
c.NotebookApp.ip = '0.0.0.0' c.NotebookApp.port = 8888
ほとんどの場合、このファイルは空ではないので、該当行を探して編集しましょう。
vi ではスラッシュで文字列を検索できます。先頭のコメントアウト文字列#を消して、上の例のように2行分を編集しましょう。
/c.NotebookApp.ip
編集が完了したらファイルを保存してエディタを終了します。
:wq
最後に、Jupyter notebookを作成したいディレクトリに移動し下記のコマンドを実行します。
jupyter notebook
正常に起動できていれば、下記のようなメッセージが表示されます。
Copy/paste this URL into your browser when you connect for the first time, to login with a token: http://(raspberrypi or 127.0.0.1):8888/?token=abcabc123efg456xyz
リモート側の設定は以上となります。
ローカルの設定
ローカル側では特に設定は必要ありません。
適当なブラウザを開いて、URL欄に先ほどのURLを入力しましょう。
以下の画面が表示されれば無事にすべてのステップが完了です!
まとめ
SSH先でJupyter notebookを使用する方法についてご紹介しました。Python でプログラムを実装したり、データ解析などをしたい場合はJupyter notebookをリモートサーバだからJupyter notebookが使えないというのももったいないので、この記事を参考にしながら設定をしてみてはいかがでしょうか。
参考記事
RaspberryPi の場合
RaspberryPiでJupyter notebookを使う場合の設定方法はこちら
qiita.com
AWS EC2 の場合
AWS EC2でJupyter notebookを使う場合の設定方法はこちら
blog.roy29fuku.com