高い圧縮率を誇るbz2拡張子ファイルを圧縮・解凍する方法
サーバ上やローカルのLinuxで作業していると、直近で必要のないファイルが溜まって容量が不足してしまうことがありますよね。
そんな問題を解決してくれるのが圧縮・展開系のコマンドです。
zipやgzipなどさまざまなコマンドがありますが、それらと比較して高い圧縮率で圧縮できるのがbzip2コマンドです。
bzip2コマンドや、bz2拡張子を持つファイルに馴染みのない方も多いと思いますが、サーバの容量を圧迫したくないときなどにはおすすめなコマンドです。
今回はそんなbzip2による圧縮・解凍コマンドを備忘録としてまとめておきます。
目次
bz2ファイルへの圧縮方法
bzip2 コマンドによる圧縮方法は次の通りです。
$ bzip2 compression.log
圧縮後は以下のように拡張子.bz2を持つファイルに圧縮されます。
compression.log.bz2
圧縮処理自体に時間はかかりますが、ファイルによっては50倍以上の小ささに圧縮することができます。
また、ディレクトリ(フォルダ)ごと圧縮したい場合は以下のように圧縮することができます。
tar cvjf compression.tar.bz2 logs/
bz2ファイルの解凍方法
bz2拡張子を持つファイルの解凍方法は2通りあります。
bunzip2コマンドを使う場合は以下の通りです。bunzip2は解凍専用コマンドなので特にオプションは必要ありません。
$ bunzip2 compression.png.bz2
bzip2コマンドを使う場合は以下の通りです。d オプション (decompression) をつけることでファイルを解凍・展開することができます。
$ bzip2 -d compression.png.bz2
さきほどディレクトリごと圧縮する方法を紹介しましたが、このような場合の解凍方法は以下の通りです。
$ tar xvjf compression.tar.bz2
まとめ
bzip2 コマンドを使ったbz2拡張子ファイルの圧縮・解凍方法について紹介しました。さまざまな圧縮コマンドがありますが、Linux環境ではbzip2をおすすめします。実際の業務では、サーバの容量に制約条件があったりするので覚えておいて損はないと思います。容量があふれそうだけどファイルを消したくない、そんなときに試してみてはいかがでしょうか。